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ええと、今回はですね、「信仰心を試す」っていう、まあ、そういうテーマでお話していこうかなと思っています。
「信仰とは、夜明けがまだ暗いうちに光を感じて歌う鳥である」っていう、ラビンドラナート・タゴールの言葉があるんですね。すごく、こう、心に響く言葉だなあって思います。
で、皆さん、信仰心って、持ってますか?っていうか、実は、誰もが持ってるものなんですよね、信仰心って。自分で意識してるか、認めたくないかっていうのは、また別の話で。目に見えないもの、証明できないもの、想像すらできないものに対して、信じるっていう気持ち、それが、僕らが持ってる世界観の土台になってるんです。この本を通して、それを説明しようとしてきた、ってことですね。
で、皆さんの世界観は、誤った信仰に基づいているのか、それとも、こう、啓発された信仰に基づいているのか。どれくらいの大きさなのか。誰、または何が、あなたの神なのか?っていうね。今回のテストは、皆さんの世界観が、理想的な世界観と比べて、どれくらいのレベルにあるのかを知るためのものなんです。前の章で、その理想的な世界観については説明しましたけどね。
テストが終わったら、228ページの解答と照らし合わせてみてください。一致する答えごとに1点。で、その合計点を計算してください。それが、あなたの「トータルスコア」になります。
次に、そのトータルスコアに5を掛けて、「真実スコア」を算出します。これは、あなたの現実が、絶対的な現実とどれくらい一致しているかを示すものなんです。言ってみれば、自分の世界観に対する現実チェックみたいなもんですね。
例えば、トータルスコアが14だったとしましょう。それに5を掛けると、真実スコアは70になりますよね。これは、あなたの現実の70パーセントが、絶対的な現実と一致している、っていう意味なんです。
で、最後に、125からその真実スコアを引いて、「タイタニック・スコア」を算出します。これは、「タイタニック・モーメント」に直面した時に、あなたの世界観が沈没する可能性を示すものなんです。[1]
さっきの例で言うと、真実スコアが70パーセントでしたよね。125から70を引くと、55になります。これは、タイタニック・モーメントに直面した時に、誤った情報に基づいて、自分を傷つけるような決断をしてしまう可能性が、約55パーセントある、っていうことなんです。
もし、この本をちゃんと読んで、内容を理解していれば、良いスコアが出るはずです。もし、スコアが良くなかったら、ですね、皆さんの勉強のために、解答には、テスト問題の元になったトピックが説明されているページ番号が記載されています。
最後に、もう一つだけ。質問には正直に答えてください。こう答えるべきだ、っていう考えではなくてね。
じゃあ、頑張ってください!
テスト問題
1. 客観的で普遍的な絶対的な真実は存在しない。
正 誤
2. 信仰は、ハードコアな論理や科学とは無縁である。
正 誤
3. 空間と時間は、主観的な現実の完璧な例である。
正 誤
4. 人間には、本当にユニークな点は何もない。私たちは基本的に他の動物種と同じだ。
正 誤
5. 数学者は、神の存在を証明することが可能であることを示した。
正 誤
6. 「見ることが信じること」は、「信じることが見ること」よりも賢明な生き方である。
正 誤
7. 科学は神を必要としない。
正 誤
8. 信仰は、強力で自然な能力である。
正 誤
9. 科学と無神論は、科学とキリスト教よりも知的に相性が良い。
正 誤
10. 時には、正反対のものが両方とも真実であることがある。
正 誤
11. 賢明な人は、科学的なコンセンサスの信頼性を決して疑うべきではない。
正 誤
12. もし何かが論理的でなければ、それはナンセンスであり、信じるべきではない。
正 誤
13. 私たちの望遠鏡は、宇宙に存在するものの95パーセントを見ることができるほど強力になった。
正 誤
14. 科学が宇宙について学べば学ぶほど、超自然で神秘的に見える。
正 誤
15. 科学は、地球上の生命が、分子が単純な自己複製を行う生物に組み込まれたときに始まったことをほぼ証明している。
正 誤
16. 宇宙が生命のために設計されたという信頼できる証拠がある。