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えーっとですね、この5年間で一番驚いたことっていうのが、意外とね、心の平穏とか幸福感って、なんかこう、生まれつきのもんじゃなくて、スキルなんだなってことなんですよね。もちろん、遺伝とか環境とかもめっちゃ影響すると思うんですけど、結局、自分自身で、こう、意識的に変わっていける部分って、結構あるんだなと。
幸福感って、少しずつ、こう、増やしていけるものなんですよ。で、まず、それを信じることが大事。うん。
幸福になるのって、スキルなんですよね。栄養バランスを考えるのがスキル、ダイエットするのもスキル、運動するのもスキル、お金を稼ぐのもスキル、異性と付き合うのもスキル、人間関係を良くするのもスキル、愛するのもスキル、みたいな感じで。で、スキルって、ちゃんと学べば身につくものなんだって、まず、そこに気づくこと。そうすれば、人生、マジで変わりますよ。
仕事する時は、自分より成功してる人と一緒にいる。
遊ぶ時は、自分より楽しそうな人と一緒にいる。
じゃあ、幸福って、具体的にどんなスキルなの?って話なんですけど、
これ、もう、ひたすら試行錯誤するしかないんですよ。自分で体験して、何が自分に合うかを見つける。例えば、座禅とか瞑想とか、どうですか?自分に合います?密教系の瞑想がいいのか、ヴィパッサナー瞑想がいいのか?10日間の合宿が必要なのか、20分で十分なのか?
もし、どれもダメなら、ヨガとか、サーフィンとか、モータースポーツとか、料理とか、色々試してみる。なんか、こう、ゾーンに入れるようなことを見つける。ほんとに、色々試さないと、自分に合うものって、なかなか見つからないんですよね。
精神疾患の治療で、プラシーボ効果ってあるじゃないですか?あれって、患者さんが「効く!」って信じれば、たとえ偽薬でも効果が出ちゃうっていう。だから、心の状態を良くしたいなら、あれこれ考えずに、まず、色々試してみるのが一番いいんですよ。どんな方法でも、オープンな気持ちで試してみる。損はないんで。
例えば、ちょっと前に、エックハルト・トールの『さしすせそ(笑)』じゃないや、『ニュー・アース』だっけ?読んだんですけど、あれ、マジで良かったんですよ。今を生きるってことについて、めっちゃ詳しく書いてあって、特に、宗教とか苦手な人には、めっちゃおすすめ。トールさんは、人生で一番大切なのは今を生きることだって、もう、これでもかってくらい、繰り返し説明してるんですよ。
で、本の中に、体のエネルギーを感じる練習っていうのがあって、仰向けになって、エネルギーが体の中を流れるのを感じるっていう。昔の僕だったら、「はぁ?怪しい!」って思って、速攻で本を閉じてたと思うんですけど、今の僕は違うんですよ。「もしかしたら、効果あるかも?」って思って、試しにやってみたんです。そしたら、なんか、めっちゃ良い体験ができたんですよ。
で、どうすれば、幸福になるスキルを身につけられるかって話なんですけど、
結局、良い習慣を身につけるしかないんですよ。お酒とか甘いものを控えるとか、SNS(特に、FacebookとかSnapchatとかTwitterとか)を控えるとか、それだけでも、心の安定度が全然違う。ゲームって、一時的にはめっちゃ楽しいんですけど、長い目で見ると、幸福度を下げるんですよ。コーヒーもそう。長期的な健康を犠牲にして、短期的な快楽を得てるだけ。こういうのって、全部、外部からの刺激でドーパミンが出てるだけで、刺激がなくなったら、ドーパミンも減っちゃうんです。
要は、人生って、知らないうちに身についた悪い習慣を、意識的に良い習慣に置き換えていくプロセスなんですよね。より幸せになるために。結局、自分の幸福度って、どんな習慣を持ってるか、どんな人と一緒にいるかで決まるんです。
まず、習慣の話なんですけど、子供の頃って、習慣って、ほとんどないじゃないですか?でも、成長するにつれて、「これはやっちゃダメ」とか、そういうのを覚えて、自我が芽生えて、習慣とか行動パターンができてくる。
で、大人になるにつれて、幸せになる人もいれば、不幸になる人もいる。その違いって、結局、習慣の違いなんですよね。習慣を選ぶ時、「これって、長期的に見て、自分の幸福度を上げてくれる習慣かな?」って、ちゃんと考えることが大事。
で、どんな人と一緒にいるかって話なんですけど、
例えば、「その人たちは、いつもポジティブですか?」「その人たちとの関係を維持するのって、大変ですか?」「その人たちのことを、尊敬できますか?嫉妬とかせずに?」みたいなことを考えてみるといい。
「5匹のチンパンジー理論」ってのがあるんですけど、あるチンパンジーといつも一緒にいる5匹のチンパンジーを観察すれば、そのチンパンジーの行動を正確に予測できるっていう。これ、人間にも当てはまると思うんですよ。だから、友達を選ぶのって、マジで大事。近所の人だからとか、会社の同僚だからとか、そういう理由だけで友達を選んじゃダメ。一番幸せで、一番ポジティブな人は、ちゃんと友達を選んでるんですよ。
あと、人間関係で一番大事なのは、いつも争ってる人と一緒にいないこと。僕は、持続可能じゃないこととか、維持するのが難しいことには、一切興味がないんです。人間関係もそう。
一生付き合いたくない人とは、一日たりとも一緒にいるべきじゃない。
僕のイラン人の友達にベフザドって人がいるんですけど、その人は、人生をめっちゃ楽しんでて、不幸な人のことなんて、全然気にしてないんですよ。
もし、ベフザドに「幸せの秘訣は何?」って聞いたら、きっと、空を見上げて、「考えすぎないで、感謝しなさい」って言うと思います。世界って、こんなに素晴らしいのに、みんな、当たり前だと思ってる。例えば、僕らって、今、こうやって部屋の中で、ご飯も食べれて、服も着れて、遠くの人と会話できる。これって、マジですごいことなんですよ。もし、現代文明がなかったら、僕らは、まだサルで、ジャングルの中で、夕日を見ながら、「今日はどこで寝ようかな?」って考えてたかもしれない。
欲張りすぎると、何かを手に入れても、「当たり前だ」って思っちゃう。でも、今を生きるってこと、感謝するってことを意識すれば、自分がいかに恵まれてるか、どれだけたくさんのものに囲まれてるかに気づける。幸せになるために必要なのって、結局、それに気づくことなんですよね。今、ここにいること、そして、これだけたくさんの素晴らしいものが使えること。
幸福になるために一番大事なことの一つは、幸福はスキルだってこと、自分で選べることだってことを認識すること。つまり、人は、幸せになることを選んで、努力することができるんです。ダイエットするとか、筋トレするとか、微積分を勉強するとか、そういうのと同じ。
「僕は、幸せになることが大事だ」って、まず、そう決めること。そうすれば、人生のあらゆることの中で、幸福を一番優先するようになるし、幸福について、色々調べる時間も作るようになる。
で、僕には、今を生きるため、幸福度を上げるためのテクニックが色々あるんです。最初は、なんかバカバカしい感じがしたし、集中しないとできなかったんですけど、今は、ほとんど無意識にできるようになりました。真剣に、忠実に実践することで、自分の幸福度を上げることができました。
一番効果があったのは、ヴィパッサナー瞑想。瞑想する時、自分の思考がどう動いてるのかを理解するっていう明確な目標を持ってます。
要は、常に、客観的に自分を見つめるってことなんですけど、例えば、誰かのことを批判してることに気づいたら、「この出来事を、もっとポジティブに解釈できないかな?」って考える。昔は、嫌なことがあったら、すぐにイライラしてたんですけど、今は、必ず、良い面を探すようにしてるんです。最初は、数秒かけて、理性的に分析しないと、ポジティブな解釈を見つけられなかったんですけど、今は、1秒もかからずにできるようになりました。
なるべく、太陽の光を浴びるようにしてるし、心を開いて、笑顔でいるようにしてます。
何かを欲しがってることに気づいたら、「それって、本当に大事なこと?それが手に入らないからって、不幸になるほどのこと?」って自問自答する。ほとんどの場合、たいしたことじゃないって気づけるはず。
カフェインをやめたのも、幸福度を上げるのに役立ったと思います。感情が安定するようになったので。
毎日運動することも、僕を幸せにしてくれてると思います。体が健康だと、心も穏やかになる。
周りを批判すればするほど、エゴが強くなる。調子が良い時は、「俺ってすごい!」って思えるけど、すぐに孤独に押しつぶされて、周りのこと全部が嫌になる。世界は鏡で、自分の感情をそのまま映し出すんです。
友達に、「僕は幸せな人間だ」って言う。そうすれば、幸せな自分を演じざるを得なくなる。一貫性の原理が働くので、言ったことを守らないといけないし、友達も、「あなたは幸せな人だ」って期待するようになる。
スマホのアプリで、電話、カレンダー、アラームをなるべく使わないようにする。それだけで、時間と幸福を取り戻せる。
秘密が多いほど、幸福度は低くなる。
不安になったら、瞑想とか音楽とか運動で、気持ちをリセットする。そして、不安の原因を手放して、新しいことを選んで、そっちにエネルギーを注ぐ。
人工物(車、家、服、お金)は、自然物(食べ物、性行為、運動)よりも、快楽順応を起こしやすい。
画面を見る時間が長ければ長いほど、幸福度は低くなる。画面を見る時間が短ければ短いほど、幸福度は高くなる。
幸福度の個人的な基準は、一日のうち、どれだけの時間を、自分の義務を果たすために使っているか、どれだけの時間を、自分の興味を追求するために使っているか。
ニュースの目的は、人を不安にさせたり、怒らせたりすること。でも、ニュースの背景にある科学とか、経済学とか、教育とか、紛争の傾向は、ポジティブな意味を持ってる。良い状態を保つためには、楽観的な気持ちを忘れないこと。
政治、学問、社会的な地位は、ゼロサムゲーム。ポジティブな人は、プラスサムゲームをする。
太陽光、運動、ポジティブ思考、トリプトファン、これらは薬ではないけど、脳内のセロトニンを増やして、常に健康で、クリアで、積極的で、楽観的にしてくれる。
じゃあ、どうすれば、習慣を変えられるのかって話なんですけど、
まず、一つ、目標を決めて、それを具体的にイメージする。
そして、持続可能な計画を立てる。
次に、欲求、きっかけ、代替品を特定する。
そして、計画を友達に伝える。
そして、着実に、一歩ずつ進む。
自己規律は、新しい自己イメージへの架け橋。
最後に、新しい自己イメージを受け入れる。これが今の自分。
つまり、習慣を変えるには、まず、何をするかを知ること。次に、どうすればいいかを知ること。そして、計画を友達に伝えて、一貫性の原理を利用すること。最後に、厳格に自己規律を守って、行動すること。そうすることで、自己改革が進み、新しい自分に生まれ変われる。っていうことですね。