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ええと、今回はね、投資と人間関係について、ちょっと長期的視点で話していこうかなと思ってます。
なんか、誰かが言ってたんだよね。「人生で得られる全てのリターン、富とか人間関係とか知識とか、全部複利で増えていくんだ」って。で、自分がその複利の恩恵を受けてるかどうか、どうやって判断するかって話。
複利って言葉、深いよね。もともとは資本の世界の言葉だけど、それだけじゃない。複利の効果って、お金だけじゃないんだよ。
特にビジネスの世界だと、人間関係の複利効果がめっちゃ大事。ほら、トップの人たちってさ、なんで大企業の社長とか、何十億ドルも運用する人になれるんだろう? それって、結局、周りからの信頼なんだよね。で、その信頼を得るには、人間関係とか仕事で複利の効果を生み出すしかない。誠実に、責任感を持って仕事に取り組んで、自分の人となりを証明していく。
個人の評判もそう。もしものすごく評判の良い人がいて、それを何十年もかけてコツコツと築き上げてきたら、そりゃあ、周りも放っておかないよね。一方で、才能はすごくあるんだけど、評判の複利効果を活かせてない人は、結局、地道に評判を築いてきた人に、価値で何千倍も負けちゃうこともあるんだよね。
人と一緒に仕事をするのも同じ。5年とか10年一緒に働いて、まだ楽しいと思える人って、もう信頼してるってことだよね。ちょっとくらい欠点があっても、全然気にならない。ビジネスの関係で信頼があれば、難しい交渉も簡単になる。だって、絶対うまくいくって分かってるから。
例えばね、シリコンバレーにエラド・ギルっていうエンジェル投資家がいるんだけど、彼と仕事するのがすごく好きなんだよね。
なんでかって言うと、彼と取引すると、絶対に僕にメリットがあるように動いてくれるって分かってるから。もし他に良い条件があれば、必ず僕にくれる。もし余計なコストが発生したら、黙って自分で払って、僕には何も言わない。そこまでしてくれるから、僕はほとんどの取引を彼に頼むし、できるだけ彼を巻き込むようにしてる。僕も彼には、損得抜きで良いようにしたいって思う。こういう信頼関係って、本当に複利の価値を体現してると思うんだよね。
大切なのは、動機じゃなくて、行動そのもの。だから、道徳的な基準を守るのって、簡単じゃないんだよね。
もし、自分が本当にやりたい仕事とか、一緒に頑張りたい人を見つけたら、もう全力でコミットするしかない。で、それを何十年も続けると、人間関係とか経済的な面で、とんでもないリターンが得られる。だから、複利の効果って、本当に重要なんだよね。
でね、面白いのが、人生の努力の99%は無駄になるって話。
もちろん、完全に無駄な努力なんてないって言う人もいるよね。努力する過程で何かを学べるからって。確かに、どんな経験も学びのチャンスになると思う。例えば、学生時代を振り返ってみると、書いた論文とか、読んだ本とか、やった練習問題とか、99%は現実社会で役に立たない。地理とか歴史の知識も、全然使わない。外国語も、もう使わない。数学の知識も、すっかり忘れちゃった。
でも、学校で学んだ経験は、やっぱり無駄じゃないよね。努力することの大切さを学んだり、考え方が変わったり、今の仕事に繋がったりする。でも、目標達成を重視する現実社会の視点から見ると、学校での努力の1%しか報われてないって言うのも、ある意味、事実かもしれない。
デートもそうだよね。運命の人に出会うまで、色んな人とデートする。目的から考えると、それらのデートは時間の無駄かもしれない。まあ、個人の成長とか学びの経験としては、無駄じゃないけどね。
別に、人生の99%は無駄で、1%だけが正しい場所に使われるって言いたいわけじゃないんだ。そうじゃなくて、よく考えて、自分にとって本当に価値があるもの、全力で取り組めるものを見つけ出すべきだって言いたいんだよね。それによって、複利の効果を最大限に活かせるから。
もし、デートしてる相手と結婚できないって分かったら、早めに別れて、次の人に進むべきかもしれない。もし、地理とか歴史を勉強して、その知識を絶対に使うことがないって分かったら、その科目を諦めるべきかもしれない。無駄なことに時間とかエネルギーを使うのは、もったいない。
もちろん、残りの99%のことはやるなって言ってるわけじゃない。だって、残りの1%が何なのか、簡単には分からないから。そうじゃなくて、無駄にならない1%を見つける努力をするべきだって言いたいんだ。その1%が自分にとって本当に意味があって、人生をかけて追求する価値があるものなんだ。そして、それを見つけたら、脇目も振らずに、全力で取り組むべきなんだよね。