Chapter Content

Calculating...

ええと、今回はね、22歳の時に知っておきたかったお金のハック、みたいなテーマでお話しようかな、と思います。

まず、大前提としてね、「倹約」って、ただケチケチすることじゃないんですよね。自分が本当に好きなものにはお金を惜しまず使う、その代わり、興味のないものには徹底的にコストを削減する、っていう考え方なんです。

それから、小さいことばっかり気にするんじゃなくて、もっと本質的な、例えば300万円レベルの問いを自分に投げかけるべきだってこと。コーヒー代を節約しても人生は大きく変わらないけど、投資信託の手数料とか、資産配分、給料交渉、住宅ローンの金利、あるいは奨学金の金利とか、そういう大きな金額が動くところに目を向ける方が、長い目で見たら全然違う、っていうことですね。

あと、絶対にやっておきたいのが、生活防衛資金。これは、もしもの時のために、最低でも半年から1年分の生活費を現金で用意しておくこと。これがあるだけで、お金に対する不安がかなり軽減されると思いますよ。本当に。景気がいい時にこそ、コツコツ貯めておくべき。

それから、毎月の収入から、必ず一定の割合を貯金と投資に回すようにする。たとえば、収入の10%を貯金、20%を投資、みたいなルールを決めて、自動的に積み立てられるように設定しておくと、無理なく続けられますよね。最初は5%と10%とか、自分に合った割合でいいんですよ。

クレジットカードの使い方にも注意が必要ですね。基本的には、デビットカードと同じように考えて、使った時点で銀行口座からお金が出ていく、っていうイメージを持つようにする。で、絶対に毎月、全額返済すること。

計画性も大事ですね。お金持ちの人って、何か問題が起こる前に、ちゃんと計画を立ててるんですよ。

あと、物を買う時は、できるだけ良いものを買って、長く使う。安いものを買ってすぐに壊れて買い替えるより、ちょっと高くても良いものを買って、長く使った方が結局はお得だったりするんですよね。例えば、電化製品とか、服とか、カメラとか。良いものって、場合によっては、何世代にも渡って使えるものもあるし。

それと、何か新しいサービスを契約する時は、お試し期間を設ける、みたいな感覚で。例えば、携帯のプランを新しく契約する時、最初は一番高いプランにして、3ヶ月後に見直す、みたいな。その間に自分の利用状況を把握して、必要に応じてプランをダウングレードすればいい。これ、ケーブルテレビとか、Netflixとか、ジムの会員権とか、色々なサブスクリプションサービスでも応用できますよね。更新日の1ヶ月前に見直すのがベストタイミング。

それから、自分には厳しく、他人には寛大に。これ、結構大事なことだと思うんですよね。

投資の話が出た時に、「これはうますぎる話だ」と感じたら、まず疑ってみる。世の中には、タダで美味しい話なんてないですからね。

まあ、ただ、インデックスファンドは、ある意味、タダで美味しい話、みたいなもんですよね(笑)。低コストで、リターンも期待できて、税金も安くて、手間もかからないし、リスクも低い。ポートフォリオの9割以上をインデックスファンドにするのがおすすめです。

あと、難しい言葉や専門用語をたくさん使って、投資を勧めてくる人がいたら、すぐに逃げてください(笑)。

株価が下がった時に、慌てて株を売ってしまうのは、一番やってはいけないこと。市場のタイミングを計ろうとするのはやめて、毎月、少額ずつ自動的に積み立てるように設定して、あとはもう、見ないこと。気にしないこと。過去10年間、毎月1万円をS&P500に投資していたら、今頃200万円くらいになっているはずです。複利の力を信じましょう。

年末には、日頃お世話になっているサービス業の人に、ちょっとしたプレゼントを渡すのもいいですね。配達員さんとか、ゴミ収集の人とか、クリーニング屋さんとか。感謝の気持ちを伝える、ちょっとした心遣いが、良い連鎖を生むかもしれません。

自分なりの、お金に関するルールを作るのも有効ですよね。お金の使い方って、人それぞれだから、万人に当てはまる方法なんてない。もし、自分に悪いお金の使い方をする癖があるなら、それを避けるためのルールを作ってみるといいと思います。

あと、意外と知られていないけど、色々な料金って、交渉できるんですよ。自動車保険とか、携帯のプランとか、ジムの会員権とか(これは難しいかもしれないけど)、ケーブルテレビとか、クレジットカードとか。電話をかけて、「良いお客さんだから、できれば解約したくないんだけど、料金を下げてもらうことはできますか?」って聞いてみるだけ。意外と効果があるんですよ。

それから、30日ルールを活用するのもおすすめです。衝動買いしそうになったら、一旦30日間、考える時間を作る。30日経っても、まだ欲しいと思ったら、買えばいいんです。

ケチな人じゃなくて、「意識的な消費者」になりましょう。ケチな人は、物の値段ばかり気にしますが、意識的な消費者は、物の価値を気にします。ケチな人は、何でも一番安いものを買おうとしますが、意識的な消費者は、ほとんどのものを一番安い値段で買おうとするけど、本当に価値があると思うものには、お金を惜しまない。

最後に、お金について、できるだけシンプルに考えるように心がけましょう。お金持ちになればなるほど、お金の管理って複雑になりがちだけど、できるだけシンプルに保つことで、お金をコントロールしやすくなるし、決断力も高まります。

あと、これは大事なことなんだけど、お金に対する感情って、銀行口座にある金額とは関係ないんですよね。「あと100万円あれば、もうお金の心配なんてしなくなるのに」とか、「1000万円あれば…」とか、「1億円あれば…」とか、思っている人もいるかもしれないけど、残念ながら、いくらお金があっても、お金に対する感情は変わらないんです。お金に対して良い感情を持つためには、まず、自分の数字を把握すること。そして、自分が本当に大切にしていることには、お金を惜しまず使う。その代わり、どうでもいいことには、できるだけお金を使わない。これに尽きるんじゃないかな、と思います。はい、今回はこんな感じで終わりたいと思います。

Go Back Print Chapter