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Calculating...

ええと、今回はですね、集中力を高めるための準備段階、みたいな話ですね。集中力をフルに活用する前に、まずは自分の時間の使い方を把握する必要があるんです。つまり、理想的な時間の使い方と、実際の時間の使い方のギャップを知るっていうか。

で、ここで問題になるのが二つあって。一つは、現状の時間の使い方を把握すること。言い換えると、自分の行動のベースラインを知ることですね。もう一つは、ぎっしり詰まったスケジュールの中で、何を優先して、何を人に任せて、何を削るべきかを見極めること。これって、結構難しいですよね。

そこで、おすすめしたいのが「エナジーカレンダー」っていう方法なんです。これね、一週間、平日の終わりに、その日の予定を振り返って、色分けするんです。

まず、緑色。これは、エネルギーが湧いてくる活動。終わった後に、元気になったなーって感じるものですね。

次に、黄色。これは、まあ、普通っていうか、エネルギーがプラスにもマイナスにもならない活動。特に何も感じない、みたいな。

最後に、赤色。これは、エネルギーを奪われる活動。終わった後に、ぐったり疲れちゃうものですね。

色分けするときは、あんまり深く考えないでくださいね。直感で、「あ、これ、赤だな」とか「これは緑だな」って感じで。

で、一週間終わったら、カレンダー全体を俯瞰して見てください。そして、いくつか質問を自分に投げかけてみるんです。「エネルギーが湧いてくる活動(緑色)は何が多いかな?」「ニュートラルな活動(黄色)は何が多いかな?」「エネルギーを奪われる活動(赤色)は何が多いかな?」って。

その答えを基に、時間の使い方に関する改善策を立てるんです。

エネルギーが湧いてくる活動は、優先的に時間を割いて、さらに増やしていく。どうすれば、もっと時間を費やせるか?って考えるんです。

ニュートラルな活動は、維持するか、人に任せるかを検討する。どうすれば、これらの活動を少しずつ外部に委託したり、人に任せたりして、エネルギーが湧いてくる活動に使える時間を増やせるか?ってことですね。

エネルギーを奪われる活動は、人に任せるか、完全に削除するか、あるいは、やり方を工夫して変えるか。これも、どうすれば人に任せたり、削除したりできるかを考える。あるいは、ビデオ通話を歩きながらの電話に変える、みたいな、ちょっとした工夫で、エネルギーを奪われる活動をニュートラルな活動に変えられないか?って考えてみるのもいいですね。

エナジーカレンダーは、現状の時間の使い方とエネルギーの配分を可視化して、改善のためのヒントを得るためのツールなんです。目標は、すべてのニュートラルな活動やエネルギーを奪われる活動を排除することではありません。そんなの、たぶん無理ですよね。そうじゃなくて、エネルギーが湧いてくる活動と、エネルギーを奪われる活動の比率(緑色と赤色の比率)を少しずつ改善していくことが大切なんです。

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