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えー、皆さん、こんにちは。 今回は「内なる炎を見つける」っていうテーマでお話ししたいと思います。
ハワード・サーマンって人が言った言葉で、「世界が何を必要としているか問うな。何があなたを生かすのかを問い、それをせよ。世界が必要としているのは、生気に満ちた人々だからだ」ってのがあるんですけど、これ、すごい深いですよね。
なんか、今って機械がどんどん仕事をするようになってきて、昔みたいに単純な仕事って減ってきてるじゃないですか。だから、仕事の環境も、なんかこう、平坦な道じゃなくて、山あり谷ありみたいな感じになってきてると思うんですよね。
で、考えてみてください。平坦な道を自転車で走るのと、坂道を走るのって全然違いますよね。坂道って、めっちゃ力入れてペダル漕がないといけないし、体力もめっちゃ使うじゃないですか。でも、頂上に着いたら、もうペダル漕がなくても、スイスイ下れるんですよね。
今の仕事も、なんか似てる気がするんですよ。学ぶこととか、問題を解決することって、坂道みたいなもんで、すごいエネルギーが必要なんですけど、リズムに乗って仕事すれば、その坂道も乗り越えやすくなるっていうか。
坂道を登るときは、ギアを2に入れて、ちょっと頑張りたいときは3に入れるみたいな。で、頂上に着いたら、ギアを1にして、ちょっと休憩する、みたいな。このリズムが大事なんですよね。
で、リズムに乗って仕事するためには、目標、モチベーション、フィードバックっていう3つの要素が必要なんです。目標があれば、どこに向かえばいいかわかるし、好奇心とか興味があれば、坂道を登るモチベーションになるし、フィードバックがあれば、下り坂で勢いがつく、みたいな。
でも、今の仕事環境って、必ずしもこの3つの要素が揃ってないんですよね。なんか、仕事が面白くなかったり、意味を感じられなかったり、目標が遠すぎたり、とか。だから、自分自身で、リズムに乗って仕事ができるように、目標を立てたり、モチベーションを維持したり、フィードバックを積極的に求めたりすることが大事だと思うんです。
目標設定なんですけど、今の仕事って、昔みたいに決まった道を進むんじゃなくて、障害物競走みたいなところがあるじゃないですか。予測できないハードルがあったり、急に寄り道が必要になったり。
だから、長期的な目標だけじゃなくて、短期的な目標も立てることが大事なんです。例えば、ゴールに早く辿り着きたいけど、泥だらけの坂道は、滑らないようにゆっくり降りる、みたいな。短期的な目標と長期的な目標を、状況に合わせて使い分けることが大切だと思うんです。
モチベーションの話なんですけど、仕事で壁にぶつかったときって、エンジンをフル回転させるパワーが必要じゃないですか。そのパワーがモチベーションなんです。モチベーションがあれば、ギアが上がって、エネルギーが湧いてくる、みたいな。
モチベーションって、内側から湧いてくるものと、外側から与えられるものがあると思うんです。内側から湧いてくるモチベーションは、例えば、何かを学びたいとか、上達したいとか、目標を達成したいっていう気持ちですよね。これは、報酬とか結果じゃなくて、プロセス自体に喜びを感じるっていう。こういうモチベーションって、本当に強い力になるんですよ。勝手にエンジンが動き出す、みたいな。
逆に、外側から与えられるモチベーションは、例えば、給料とか、地位とか、社会的な評価ですよね。昔は、食べ物とか資源を手に入れることがモチベーションだったけど、今は、お金とか、肩書きとか、そういうものがモチベーションになりがちです。でも、こういうモチベーションって、結果にばかり目が行っちゃって、プロセスを楽しめないことがあるんですよね。
今の時代は、AIがどんどん進化して、仕事のやり方も変わってきてるじゃないですか。だから、短期的な目標を達成するために、新しいスキルを学んだり、問題を解決したりすることが多くなってると思うんです。だからこそ、プロセス自体にモチベーションを置くことが大切なんです。内発的なモチベーションこそが、AI時代を生き抜くための、強力な燃料になると思うんです。
スポーツの世界でも、同じことが言えるみたいで、ラグビーの選手が、ペナルティキックを蹴る瞬間、内発的なモチベーションから、外発的なモチベーションに切り替わって、プレッシャーを感じてしまうっていう話があるんですけど、本当に共感できるなって思いました。
多くの職場では、外発的なモチベーションに頼りがちですよね。お金とか、地位とか、そういうものって、コントロールしやすいから。でも、外発的なモチベーションって、結果に左右されるから、どうしてもプレッシャーを感じてしまうんですよね。
だから、脅威をチャレンジに変えることが大事なんです。新しい仕事に挑戦するとき、上司が視察に来るとしたら、それを「自分の実力をアピールするチャンスだ」って捉えるか、「失敗したらどうしよう」って不安に思うかで、全然違いますよね。
コントロールできるものを見つけることができれば、脅威はチャレンジに変わるんです。自分がコントロールできるものを見つけて、積極的に取り組めば、ギア3からギア2に戻って、冷静に考えられるようになると思うんです。
競争も同じで、フェアで安全な環境であれば、モチベーションになるけど、不公平とか不正があったら、脅威に感じてしまうんですよね。だから、競争する環境を整えることが大切なんです。
内発的なモチベーションの話に戻るんですけど、どうしても仕事に興味が持てないときってありますよね。でも、何か一つでも、面白いことを見つけられれば、その仕事が楽しくなることがあるじゃないですか。
アインシュタインとか、ニュートンみたいな天才って、才能だけじゃなくて、「何が物事を動かしているのかを知りたい」っていう、内なる欲求が強かったらしいんです。
内発的なモチベーションを「オン」にする方法の一つに、学習進歩っていう考え方があるんです。
変化が多い今の時代、どうしても不安を感じてしまうけど、学ぶことで、その不安を解消できるんです。知識を学んだり、スキルを身につけたりすることで、世界を少しだけコントロールできるような気がするんですよね。
学習進歩っていうのは、学び続けることによって、自分が成長していることを実感できるっていうことなんです。昨日できなかったことが、今日できるようになった、みたいな。その感覚が、モチベーションになるんです。
赤ちゃんの例で説明すると、赤ちゃんが、自分の足の動きで、おもちゃを動かせると気づいたとき、「自分は世界を動かせるんだ!」っていう感覚になるらしいんです。その感覚が、内なる欲求を刺激して、何度も同じことを繰り返すようになる、みたいな。
学習進歩のポイントは、難易度なんです。難しすぎると、なかなか進歩を実感できないし、簡単すぎると、学ぶことがない。だから、ちょっと難しいくらいのレベルがちょうどいいんです。
もし、どうしても仕事に興味が持てない場合は、学習進歩を意識的に作り出すことが大切です。例えば、報告書を読むのがつまらないと思ったら、まず、その中で、少しでも興味のある部分を見つけて、そこから読み始める。そして、少しずつ興味のある部分を広げていく。
あるいは、報告書をいくつかのパートに分けて、それぞれのパートを終えるごとに、チェックボックスにチェックを入れる、みたいな。そういう小さな工夫で、学習進歩を実感できるんです。
難易度の目安としては、8割くらいの正解率がいいらしいです。難しすぎると、何も学べないし、簡単すぎると、退屈してしまう。だから、ちょっとストレッチするくらいの難易度がちょうどいいんです。
昔の狩猟時代、獲物が大きいほど、狩るのが難しかったじゃないですか。だから、努力すればするほど、大きな報酬が得られるっていう感覚があったと思うんです。でも、今は、努力と報酬が必ずしも一致しないんですよね。一生懸命コードを書いても、ちょっとしか改善されなかったり。
でも、努力と報酬の結びつきは、今でも私たちの心に残っていて、努力した分だけ、満足感を得られるようになっているんです。
そして、努力を重ねるうちに、努力すること自体が、報酬になることがあるんです。努力することに喜びを感じるようになると、仕事が苦じゃなくなる。
もし、仕事で喜びを感じられない場合は、仕事以外の場所で、努力して達成感を味わうことが大切です。例えば、スポーツとか、趣味とか。
内発的なモチベーションを高めるためには、学習進歩を意識したり、難易度を調整したり、努力と報酬のバランスを考えたりすることが大切です。そして、それらをうまく組み合わせることで、フロー状態に入ることができるんです。
フロー状態っていうのは、完全に集中して、時間の感覚がなくなるような状態のことです。フロー状態に入れば、仕事が楽しくて仕方なくなるはずです。
今回の話が、皆さんの仕事のモチベーションアップに繋がれば嬉しいです。ありがとうございました!